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文命用水に関する勉強会 <11月5日>

2024.11.5

 5日開成町議会は、文命用水に関する勉強会を開催し酒匂川右岸土地改良区の理事長から土地改良区の業務など概要と財政状況について説明をいただきました。

 現在文命用水が水路工事に伴い断水していますが、開成町の水路の水は文命用水から送られるため、それを管理している土地改良区の役割は大変重要です。

 議会の総務経済常任委員会では断水に伴う町民の日常生活への影響を考慮して、 「文命用水とともにある町水路の維持管理について(仮称)」  をテーマに調査研究を始めたところであり、土地改良区からの説明は大変良い勉強になりました。

 土地改良区の収入の多くは、農地面積による賦課金であり農地を転用した場合賦課金はゼロとなるため、昭和27年の土地改良区発足当時に比べ農地面積が43%に減少した現在、賦課金収入も57%減少し、大変な財政難とのことでした。

 今後も新たな都市計画事業が進行する中で農地の減少は確実な情勢であり、土地改良区の財政はますます深刻な事態が予測されます。

 開成町では水路の水は農業用のみならず様々な用途で利用されており、町内を巡る水路はまちを特色づける景観的な要素にもなっています。

 従って水路の管理は大変重要であり、それを担う右岸土地改良区には今後も水路の維持管理役を担い続けてもらえるよう、議会としても尽力が必要だと考えます。