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やるせない <6月24日>

2019.06.24

 23日の開成町日曜議会において、園児の痛ましい事故に関係する教育長の答弁の中に『やるせない』という言葉が出てきました。

 この「やるせない」、過日の読売新聞編集手帳にこんな記事が掲載されていました。

 『悲惨な事件や事故が起こると、やるせないと書くことが多い。以前、仕事が済んだ後にふと「やるせ」とは何か、何が「ない」のかと思い、辞書で調べたことがある。漢字で【遣る瀬】と書く。詳しいのは新明解国語辞典で、語釈としてこうある<「瀬」は浅瀬の意で、立つことが出来そうもない深い淵に対して、心の安らぎが得られるところを言う>。』と記されていました。

 そして記事は札幌市の2歳児が衰弱死した痛ましい事件に触れ、児童相談所が通報を受けながら調査を尽くさず、放置したことに触れた後、『安らぎを得られる【遣る瀬】。新明解にはその一つ手前に次の語がある。【遣る気】<何かをしようとする積極的な気持ち。>ない。――が二つも続けば救えるはずはない。』と綴られていました。

 間違いなくその通りだと思います。

 町の宝である子どもたちに対し、「やるせない」という言葉が発せられることのないよう、行政はもちろんのこと住民みんなで見守って行く必要があると思います。