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世界が一つになる時では <4月5日>

2020.04.5

 テレビも新聞もインターネットでも、報道されるほとんどの記事は新型コロナウイルスに関連した内容ばかりの昨今です。

 5日の読売新聞1面トップのタイトルは『アビガン200万人分確保』でした。

 読売新聞に掲載されたアビガンについて、3日夕方ロイターから『菅義偉官房長官は3日午後の会見で、新型コロナウイルスの治療薬として臨床試験に使用するため、30カ国がアビガンの提供を求めてきているとの見解を明らかにした。

 政府内では無償提供する方向で調整していると語った。』

 さらに『また、安倍晋三首相が表明した全世帯にマスク2枚を配布する際には、国籍によって対象を限定することはないとの見解も示した。』という記事が配信されました。

 一方、インターネットで日本テレビ系(NNN)から5日に配信された記事は『新型コロナウイルスの感染拡大により、世界各国で供給不足に陥っている高性能マスクなどについて、アメリカのトランプ大統領は3日、輸出を禁止すると発表しました。この禁輸措置に反発が広がっています。』というものでした。

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス、どこの国の指導者も必至の思いで見えない敵と戦っている中、感染者数が世界で一番多いアメリカは、国民を守るために出された輸出禁止だと考えられますが、反発も出て来ているようです。

 日本は世界各国の要請に応えてアビガンを「無償提供する方向で調整している」とのことであり、更に全世帯に配布するというマスクは「国籍によって対象を限定することはない」としています。

 国際社会はこの状況をどのように捉え、どのように考えるのでしょうか。

 世界は一つ、今こそその思いで行動しなければならない時だと思います。