『麻生太郎副総理兼財務相が20日、80歳になった。第2次安倍晋三政権では屋台骨として安倍氏を支え、菅義偉(すが・よしひで)新政権になっても引き続き要職を担う。
自民党第2派閥の麻生派(志公会、54人)を率いて精力的に活動し、傘寿を迎えても存在感は高まるばかりだ。』と始まる記事が20日、産経新聞から配信されました。
記事の中に『「義理と人情とやせ我慢」。衆院議長や党副総裁を務めた大野伴睦も用いた言葉を好む。総裁選で敗れた際に人事面で冷遇されることもあったが、麻生派幹部は「麻生氏は“冷や飯”でもどうおいしく食べるかということを考え、楽しくやってきた」と笑う。
第92代首相で、祖父は吉田茂元首相、高祖父は大久保利通。記者会見でのぶっきらぼうな対応はたびたび批判を招くが、至近距離で接した人をとりこにする「半径2メートルの男」の異名も持つ。豪快に笑い、人の話に真剣に耳を傾ける姿を知る側近は「麻生氏が3歩以内に近づくと、周囲が明るくなる」と評する。』という掲載がありました。
私も記事にある「記者会見でのぶっきらぼうな対応はたびたび批判を招く」に同感の一人でしたが、『至近距離で接した人をとりこにする「半径2メートルの男」の異名も持つ。』という話しを聞いて印象が変わりました。
政治家は人柄が良いだけでなく当然政治手腕が重要ですが、政治の世界は「数の力」というのも歪めない事実であり、求心力とリーダーシップが必要なのは言うまでもありません。
この記事で麻生副総理の存在感の所以を知ったように思います。
折しもコロナ禍での新政権スタート、重責を担う副総理の役割はまさに新政権の要だと考えます。
長年の経験と政治手腕で、この難局を乗り切っていただけるよう期待して止みません。
ただ80歳は間違いなくご高齢、健康にはくれぐれもご自愛頂きたいと思います。