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復興進んでいる <3月23日>

2019.03.23

 『リアス線被災地163キロつなぐ「復興進んでいる」』というタイトルの記事が23日朝日新聞デジタルから配信されました。

 記事は『東日本大震災で被災した岩手県沿岸を走る三陸鉄道リアス線が23日、開業した。北の久慈(くじ)駅(久慈市)から南の盛(さかり)駅(大船渡市)まで総延長は163キロで第三セクターとしては国内最長。

 このうち宮古―釜石間は運休が続いていた区間で、震災から8年を経て鉄路が復活した。この日は釜石駅で出発式があり、一般公募で選ばれた人たちを乗せた記念列車を運行。

 宮古駅で列車の到着を待つ湯沢岩夫さん(79)は「街がきれいになって、鉄道も生まれ変わる。復興が進んでいる実感がある」と笑顔を見せた。

 リアス線は全40駅で、開業に伴い、三鉄本社がある宮古市内に「払川」と「八木沢・宮古短大」の2駅が新設された。通常運行は24日からで、163キロを結ぶ直通列車は上りが1日3本、下りが2本。宮古―釜石間は上下各11本が走る。

 震災後、三鉄の北リアス線(久慈―宮古)と南リアス線(釜石―盛)、2路線に挟まれたJR山田線の宮古―釜石間は被災して運休となったが、三鉄の2路線は2014年4月に全線復旧した。

 JR東日本は山田線について、三鉄への経営移管を提案し、三鉄と自治体側が受け入れた。JRは復旧費や新車両の購入費、移管協力金など200億円余りを拠出。今後の維持、運営は三鉄が担う。』と伝えています。

 このニュースは23日のテレビでも報道され、ご存知の方も多いと思います。

 「復興が進んでいる実感がある」という現地の高齢者の声が、開業の大きな成果のように感じました。

 ただでさえ少子高齢化、人口減少が進む地方の自治体が、大震災により再起不能とも思える大きな打撃を受けました。

 そのような中、地元に住む方々にとって、リアス線の開業は大変大きな朗報だと思います。

 しかし報道によれば、震災前に比べると住民が大幅に減少しただけではなく、観光客も減少したとのことで、今後の維持運営は多くの困難が予想されます。

 国や県はリアス線沿線で大きなイベントを行うなど、外部からの利用者確保につながる持続可能な対策を打つ必要があるのではないでしょうか。私も機会があったら是非利用したいと思います。