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正倉院展 <11月17日>

2019.11.17

 17日、ご即位記念の特別展として、10月14日から11月24日まで上野国立博物館で開催されている正倉院展を家内と見に行って来ました。

 特別展ということで、正倉院宝物と法隆寺献納宝物という日本を代表する文化財が一堂に会する希有な機会で、普段は奈良まで行かなければ見ることのできない宝物を見ることが出来ました。

 めったに無いチャンスとあって連日大盛況の様子がインターネットから流れてくる中で、特に終盤の日曜日混雑は覚悟で出かけました。

 会場の上野国立博物館には14時頃到着、約1時間並んで中に入ることが出来ましたが、館内も人、人、人。それでも1時間ほどかけてほとんどの展示品を見ることが出来ました。

 特に人だかりが多く目を引いたのは、入り口のポスターにも載せられていた、びわ、水瓶、螺鈿の鏡、ガラスの碗でした。

 入り口に展示された西暦731年頃の聖武天皇直筆の書は、21メートルの長さに亘り整然とした美しい書体であり、31歳の時に書かれたとされていますが、天皇の力量が示された素晴らしいもので、その品格と清々しさに感銘を受けました。

 保管に優れていると言われている校倉造の宝物殿がなせる業なのかもしれませんが、どの展示品も1300年近く前の物とは思えない保存状態の良いものばかりで、ただただ驚くばかりでした。

 天皇のご即位にあやかって昔の素晴らしいい文化を垣間見ることが出来、芸術の秋を堪能することが出来ました。

<会場入り口の正倉院展ポスター(上)館内は撮影禁止ですが出口付近の模造品は撮影が許されて(中・下)>IMG_1507IMG_1499IMG_1504