県外行政視察で訪れた兵庫県相生市が人口減少対策として進めている『定住促進関連事業「11の鍵」』を紹介します。
1番目は、『新婚世帯家賃補助金交付事業』で、「市内の民間賃貸住宅に新たに入居する、結婚3年以内で、夫婦のどちらかが40歳未満の新婚世帯に、月額1万円の家賃補助を3か年行う」
2番目は、『住宅取得奨励金』で、「市内に住宅を新築または購入した40歳未満で夫婦または子供を養育している世帯に25万円を助成する」
3番目は、『妊婦健康診査補助』で、「妊婦が受診する妊婦健康診査にかかる費用を14回分、102,000円を限度に助成」
4番目は、『出産祝金支給』で、「産婦人科(分娩施設)が市内にないため、通院等での労力・交通費負担軽減と出産時のお祝いとして10,000円を贈る。
また、その子が3人目以降であった場合は次年度以降3年間毎年10万円を贈る」
5番目は、『こども医療費助成』で、「県事業である小学校4年から中学3年までの入院医療費の無料化に加え、市単独事業として通院医療費の自己負担分を助成し無料化を図る」
※子育て応援都市宣言の前から取り組んでいる乳幼児等医療費助成と合わせると、中学3年生までの医療費が無料。ただし0歳児を除き、所得制限を設けている。
6番目は、『子育て応援券交付』で、「子供が生まれた親に、0~2歳まで有料の子育て支援サービスに利用できる子育て応援券20,000円分を贈る」
※利用できるサービス:保育所一時預かり・延長保育、ファミリーサポート、任意の予防接種など
以上が11の鍵の内、6番目までです。7~11は次回紹介します。