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40万人分が余る <5月1日>

2021.05.1

 『コロナ禍を受けた政府の経済対策として1人10万円を配った「特別定額給付金」で、国が給付を予定していたお金のうち、40万人分にあたる約400億円が余ったことがわかった。対象者から申請がなかったことなどが理由だという。

 総務省が30日、給付状況の最終的な集計を公表した。実際に配ったお金の合計は約12兆6700億円で、予定額の99・7%が配られた。

 また、給付世帯の数は5915万世帯で、対象世帯の99・4%に配ったことになるという。

 この給付金は昨春の経済対策として、1人10万円を市区町村を通じて給付したもので、オンライン申請が滞るなどの混乱もあった。

 原則として昨年4月27日時点で住民票がある人が対象で、計約12兆7100億円を配る計画だった。予算と実際の給付額との差額は「不用額」として処理し、翌年度予算の財源になるという。』30日夜朝日新聞デジタルが配信した記事です。

 1人10万円の支給、もう1年も前のことになり、長引くコロナ禍を改めて感じる記事だと思いました。

 40万人分約400億円余ったと聞くと随分たくさん余ったように感じますが、予定の99.7%が配られたという状況を見ると、対策としては成果を上げたといえるのではないでしょうか。

 新型コロナの感染拡大に伴い、これまでに国を始めそれぞれの自治体でも様々な経済対策などが行われてきましたが、政府や自治体が行う対策はすべての人に役立ち、できるだけ公平に行われることが重要だと思います。

 国が配布したマスクを着用している人は見たことがなく、対策として疑問の声も報道されましたが、この10万円の利用状況はまずまずといえるのではないでしょうか。

 まだまだ感染拡大の終わりが見えない中、今後も様々な対策が展開されると考えられますが、本当に困ったところに行き渡る有効で公平な対策を実施してほしいと思います。