『信じて良かった』今月15日、ブログに掲載した記事のタイトルです。財布を無くして困り果てている高校生に、見ず知らずの男性がお金を貸したという話でした。
その続編ですが。21日フジテレビ系FNNが二人の再開を報じました。
その記事は『なくした財布が生んだ奇跡。少年が住む沖縄で、感動の再会が実現した。
多くのカメラが囲む中、待望の再会を果たした、この2人。
沖縄工業高校2年の崎元颯馬さんと、沖縄県からおよそ1,600kmも離れた埼玉県に住む医師の猪野屋博さん。
崎元さん「会えて直接お礼が言えてうれしい。
猪野屋さん「彼のおかげで、僕はまた沖縄に来ることができた」
4月、伯父の納骨式で、ふるさとの与那国島へ戻るため、那覇空港に向かっていた崎元さん。ところが、飛行機代6万円が入った財布をなくしてしまった。
崎元さん「もしかしたら、(納骨式に)行けないかもしれない。不安でぐちゃぐちゃになって、何も考えられない」途方に暮れる崎元さん。すると、見知らぬ男性に声をかけられ、事情を話すと、6万円を手渡された。
この時、恩人である男性の連絡先を聞き忘れてしまったため、崎元さんは、地元の新聞社に男性を探す記事の掲載を依頼。その恩人こそが、猪野屋さんだった。
崎元さん「信じてたって聞いた時は、本当にありがたい」猪野屋さん「涙が全然止まらなかったです。(彼のことを)みんなうそつきだって言ったんですよ」
あれから、およそ1カ月ぶりに再会した2人。崎元さんは、感謝の思いのこもった、ある手作りの品を用意していた。崎元さん「文鎮、重しです。今作れるのがこれくらいしか…」
工業高校の授業で作った、ピカピカの文鎮。そこには、猪野屋さんの名前と、感謝の文字が刻まれていた。
すると、猪野屋さんからもプレゼントが。それはなんと、財布。崎元さん「もうなくすまいと! 落とすまいと思いました!」
偶然の善意が生んだ奇跡の出会いと、21日の再会。終始笑顔の2人だった。』と報じていました。
お金を貸した医師は周りの人たちから「嘘つきに騙された」と揶揄されたようですが、信じていたことがこのような感動の再開につながったのだと思います。
騙されたと思うのが一般的な現代社会、だからこそこの話がニュースとして大きく取り上げられたのでしょうが、これが普通の社会に是非したいものです。