25日昼、テレ朝ニュースは『日本政府の観光支援事業「GoToトラベル」が新型コロナウイルスの感染拡大に影響した可能性があるとする研究論文を京都大学のグループが発表しました。
調査は京都大学の研究グループが行ったもので、21日に国際的な医学誌に掲載されました。
去年5月から8月にかけて24の県で約4000人の新型コロナウイルスの感染者を分析した結果、約2割が県をまたいで旅行したか、旅行者と接触していました。
また、事業が始まって以降の調査期間について、感染者の発生率が開始前の1カ月に比べて約3倍に伸びたということです。
論文では、キャンペーンが感染拡大の原因とは結論付けていないものの、少なくとも初期の段階では影響した可能性があると指摘しています。』と伝えました。
GoToトラベルがスタートして各観光地の賑わいがテレビから流れてくるようになり、箱根湯本も一時は休日平日に関係ないほど大勢の観光客で賑わいました。
マスクを着用しているとはいうものの、人と人との接触が感染拡大につながるといわれる中で、GoToトラベル開始から一度収束に向かった感染拡大が毎日これまでの最高を繰り返すまでになってしまったという現実がありました。
当初政府は、GoToがそれほど感染拡大に影響をしていないという発表をしていましたが、GoToによって人と人との接触が増加したのは事実であり、今回の発表はそれを裏付けたように思います。
GoToも一時中止し、感染拡大の多い地域に緊急事態宣言が出された現在、しっかり自粛生活を送れば収束に向かうのは間違いないと思います。
一番気を付けなければならないことは、気のゆるみではないでしょうか。
ステイホ―ムからのGoTo。少しずついろいろなことが動き出している中、人の弱さに付け込んでくるような新型コロナウイルスに負けないよう、感染対策を徹底することが大事だと思います。