『米ロサンゼルス近郊で広がる山火事で、被害額が1350億ドル(約21兆円)を超えるという予想が出ている。
米国で過去最大規模の山火事被害となる見込み。気候変動を背景に増える自然災害の影響で、同州では住宅保険の更新停止や値上がりが起きている。
今回の山火事が今後の保険に影響すれば、火災後の地域経済にも影を落とすことになる。』 10日、朝日新聞デジタルが配信した記事です。
他の記事によれば山火事は7日に発生し、強風にあおられて被害が拡大したようです。
記事の中に 「気候変動を背景に増える自然災害の影響で」 とありますが、気候変動は世界中に様々な自然災害をもたらしています。
このロスの山火事も、決して対岸の火事で済ませられる問題ではないと思います。
自然災害は人命にも関わりますが、記事にあるように 「地域経済にも影を落とす」 ことになり、その対策は急務ではないでしょうか。
気候変動の原因である地球温暖化の防止に向けたグローバルの活動が重要なのは言うまでもありません。
日本の政府には是非その先頭に立って行動を起こして欲しいと思います。
『季節性インフルエンザの全国の患者報告数は、1医療機関あたり「64.39人」となりました。10週連続の増加で、1999年以降で最多となりました。』 9日、テレ朝ニュースが伝えた記事の書出しです。
記事は、過去最高になった根拠などを具体的に示し、最後は 『厚労省は、引き続き手洗いやうがい、マスクの着用や換気など、基本的な感染対策を呼びかけています。』 と結んでいました。
昨年の暮れから正月にかけて私の身近な所でも複数の感染者が出るなど、季節性インフルエンザの猛威の状況は良く理解できます。
とにかく感染しないよう、厚労省が言っているように 「手洗いやうがい、マスクの着用や換気など、基本的な感染対策」 をしっかり励行して感染しないための自己防衛が重要だと思います。
『10日にかけて今季一番の寒波が襲来。年末・年始の寒波より強く、長く居座るため、北陸など日本海側を中心に3日間で2メートル前後のドカ雪のおそれ。
大雪の原因は3つ。強い寒気・JPCZ・海面水温が高い事。西日本や東海など普段雪の降らない所でも積雪や路面の凍結に注意。』 8日、日本気象協会が配信した記事の書出しです。
記事は、寒波の状況や各地の予報を具体的に掲載し、その備えについて食料品の備蓄などを伝えていました。
猛暑が続いた夏から、一変して強烈な寒波、地球温暖化がもたらす異常な気候変動は容赦なく襲ってきます。
このような状況を乗り越えるために、記事にあるような食料品の備蓄や停電対策、凍結対策、燃料の用意など備えをしっかり行い、ニュースなどで呼びかけているように不要不急の外出を控えて異常気象に負けないよう心掛けたいと思います。
『去年はこの120年あまりで最も暑い年となりました。
気象庁は去年一年間の国内の平均気温について、1898年に統計を始めて以降、最も高くなったと発表しました。
これまで最高だった2023年を大きく上回り、平年との差もプラス1.48度になったということです。
地球温暖化に加え、夏から秋にかけ偏西風が北に蛇行し、暖かい空気に覆われやすかったことなどが要因です。』 7日日テレニュースが伝えた記事です。
昨年の夏は本当に暑い日が続きましたが、このまま地球温暖化対策が進まなければ、毎年過去最高の暑い年を更新することになるのではないでしょうか。
地球温暖化は気温が暑くなるだけでなく、山火事や干ばつ、台風の大型化、自然災害の頻発など私たちの生活に様々な悪影響を及ぼし、多くの尊い命が失われる原因にもなっています。
しかし、その割には地球温暖化防止の動きに関するニュースが大きく取り上げられることはなく、対策が見えないのが現実のように思います。
このままでは、今後世界中で地球温暖化がもたらす影響で人類の存続が危ぶまれる状況になるのは間違いないように思います。
世界各国の指導者は、もっと地球環境の保全に力を入れ温暖化の防止に努めるべきだと考えます。
戦争などしている場合では絶対にありません。
『真冬の能登半島を襲った地震から4日後、被災地に入った「被災地NGO恊働センター」(神戸市)の増島智子(54)は「阪神大震災と何も変わっていない」と目を疑った。
避難所となった体育館の床に段ボールを敷き、毛布にくるまって雑魚寝する被災者の姿が、30年前の神戸と重なったからだ。
支援物資を配りながら巡回した各避難所は、寒冷地ゆえに石油ストーブなどの暖房器具は多かった。
だが、多くの避難所の床は土足で汚れ、トイレは見るに堪えない状況だった。「むしろ阪神大震災より環境が後退していると思う避難所もあった」と増島は語る。』 6日、産経新聞が配信した記事の書出しです。
記事は30年前から変わらない避難所の様子を具体的に掲載し、最後は 『災害大国として備えるべき「力」は、まだ十分とは言い難い状況だ。』 と結ばれていました。
開成町では昨年行われた防災訓練の際、実際避難所となる福祉会館で、間仕切りやベットが段ボールでつくられている様子を見て、記事のように 「床に段ボールを敷き、毛布にくるまって雑魚寝する」 状態ではないと思いました。
しかし、大災害で多くの町民が避難した場合を考えると決して十分と言える状況ではないのも事実です。
山もなく海にも面していない恵まれた立地の開成町ですが、昨今の自然災害を見た時、楽観することなくしっかりと備えをしておくことはマストだと思います。
「備えあれば憂いなし」 です。
<開成南小学校体育館の避難訓練 2024年10月20日>