『「水葉亭」今月末で閉館 熱海市内有数の大規模ホテル』伊豆新聞が21日に配信した記事のタイトルです。
配信は『熱海市伊豆山の「ホテル水葉亭」が8月末で営業を終了することが分かった。市内有数の大規模ホテルの閉館に観光業関係者からは「突然のことで驚いている」などの声が上がっている。市内では同じく8月末に熱海後楽園ホテル「みさき館」の営業終了もあり、「団体客の受け入れ先が減ってしまう。観光への影響もあるだろう」と不安も聞かれた。』と伝えています。<『』内は配信記事抜粋>
水葉亭は1951年に開業した地元資本の老舗、私も宿泊したことがありますが、多くの方が1度は利用したホテルではないでしょうか。
戦後の高度成長期に開業されたホテルや旅館は、築60年を超え、老朽化が進む一方で、連休や休日前でなければ満室になることがない、以前から見れば宿泊客が大幅に減少し、建て替えや大規模な改修に踏み切ることも出来ず、非常に厳しい現実に遭遇している所が多いのではないかと思います。
団体客が次から次へと押し寄せて、旦那や女将で収まっていた方々が、資金繰りをし、営業活動を行い経営者としてやっていくのは大変難しいことです。
箱根湯本の我日帰り温泉も平成の初めにそれまでの旅館業に見切りをつけ、先代が一大決心をして自慢の温泉を生かした日帰り温泉という新しい事業に転換しました。老朽化やお客様の減少は同様で、「水葉亭」とはスケールに大きな差がありますが、厳しい現実はそれほど変わりないのではないかと考えられます。
箱根・湯河原・熱海とホテルや旅館が並び、かつては国内に名をとどろかせた温泉場が、今や大変厳しい環境に直面している所が多くなってきているのではないでしょうか。
それぞれのホテルや旅館の知恵と努力、そして地元資本の老舗を守るために行政もできる限りの支援を行い、地元のホテル旅館や商店がお互いに協力し合い地域の力で、古き良き時代の復活に向けて頑張って行きたいと思います。