『新型コロナウイルスが猛威を振るった2019~21年に世界の平均寿命(出生時平均余命)は2年近く短くなったとする調査結果を世界保健機関(WHO)が24日、世界保健統計の2023年版で発表した。
平均寿命と健康寿命は着実に伸びてきたが、新型コロナにより後退したとしている。
WHOの年次報告書によれば、2021年の世界の平均寿命は1.8歳短くなり、71.4歳。健康寿命は1.5歳縮まり、61.9歳。いずれも2012年と同水準に落ち込んだ。』 時事通信が配信した記事の書き出しです。
新型コロナウイルス感染症が、世界中の高齢者に与えた影響の大きさがよくわかる内容だと思います。
記事は、 『WHOの調査によれば、平均寿命は世界中で一律に短くなったわけではない。
北南米と東南アジアは新型コロナの影響が最も大きく、平均寿命は約3歳縮まった。一方で西太平洋は最も影響が少なく、わずか0.1歳の短縮にとどまった。』 と伝えています。
この理由についてはなんの記載もありませんが、今後新たな感染症が発生した場合の対応や予防として、この現象をしっかり分析しておくべきではないでしょうか。