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実践的な防災訓練を!

2014.09.8

IMG_7460 (写真は中学生の簡易担架組立訓練)

 9月6日地元(円中)自治会の役員会で、自治会長から「浸水災害発生時における、一時避難所としての使用に関する協定締結」について、エース物流サービス株式会社小田原センターと、収容人員50人で新たに協定したとの報告がありました。

 現在はパナック工業株式会社60人・富士フイルム株式会社先進研究所136人・神奈川県県土整備局県西土木事務所80人・トルク工業株式会社35人が既に協定されているため、今回の50人と合わせて361人の方が避難可能となりました。 しかし、これに学校等公共施設への避難を含めても町の住民全てが避難するには到底足りません。

 8月31日開成町では全町一斉に防災訓練を実施しましたが、昨年からは中学生も授業の一環として参加し活気が出ました。 地元円中自治会では500人近い方が参加され防災と協働の意識の高さを感じました。 訓練は消火栓や消火器の使い方、簡易トイレや簡易担架の組み立て等、例年同様です。いざという時に備えて定期的に訓練をしておくこと、新たな参加者が体験することなど、毎年同じことの訓練も勿論重要なことだと思います。

 しかし、ニュースで報道されるような大規模な自然災害が発生したらまず身の安全確保が必要です。シェイクアウトの訓練も身を守ることですが、最優先にとる行動は安全なところに逃げることです。これは3.11で皆さんが強く感じたことではないでしょうか。

 私は、従来の防災訓練の内容に加えて実践的な訓練を行う必要があると考えています。 浸水災害発生時を想定して避難所の協定を進めながら発生時には、どの地域はどの避難所に誰を優先して避難させるのか、パニックにならずにスムースに避難が出来るよう、防災訓練と併せて実践的な避難(逃げる)訓練も大変重要だと思います。

 最後に、毎年感じることですが講師を務める方の熱心な指導には敬服します。今後も地域防災活動へのご尽力をよろしくお願い致します。