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票ハラ <7月8日>

2019.07.8

 読売新聞が7月初めに上・中・下と連載した「女性と政治」という中に『「票ハラ」根絶声届け』というタイトルが付けられた記事がありました。

 記事は『有権者が女性の議員や候補者を個人的に誘ったり、抱きついたりする「票ハラスメント」。政治に挑戦する女性が増える中、この問題が表面化している。』と始まっていました。

 『「おまえに投票してやるよ」。こう言いながら、性的なしぐさをみせる男性。』

 『「小娘が」という説教や、「会って相談に乗ってほしい」と個人的なつきあいを求めることもあった。』

 『「有権者が相手なので、どこからノーと言っていいのか分からなかった」と思い悩んだ。』

 『「あしらえてこそ一人前の議員」と言われた。』

 『男性議員が「セクハラと騒ぐから誰も話しかけなくなるよ」と冷たく言った。』

 『「受け流すのではなく、女性がダメなものはダメと言える社会にしたい」と力を込める。』など現実の話が掲載されていました。

 記事は最後に専門家の意見として、『「かつてセクハラなどの言動は非常に多かったが、当事者が声を上げることによって社会が変わってきた」と指摘。

 「社会の意識を変えるためには、女性の候補者は我慢せず、毅然と拒否する態度を示すべきだ。勇気がいるだろうが、誤っていることを有権者であってもきちんと伝えることは、社会を引っ張るリーダーとして求められる力の一つだ」と語る。』と掲載して結んでいます。

 政治に対する志は、女性も男性もありません。果敢に挑戦する女性を温かく向かい入れるのが本来の姿ではないでしょうか。

 なり手不足が深刻な地方の議会選挙で、こんなことがあったら、ますますなり手などいなくなってしまうと思います。

 女性候補を取り巻くみなさんの温かい見守りと、候補者自身も勇気をもって毅然とした態度で臨むしか方法はないように思います。