開成町議会11月会議(11月28日開催)と12月会議(12月4日・5日・8日開催)を傍聴しましたので報告致します。
【11月会議】
・小児医療費助成制度の小学校卒業まで拡充を求める陳情が議長宛に提出され、全員の賛成で教育民生常任委員会へ付託されることが決定しました。
・条例の制定や改正が7議案審議され、1つ目は町職員の給与の引き上げに関する内容で民間企業の賃金引上げの状況を勘案し、人事院並びに神奈川県人事委員会の勧告を鑑み数年ぶりに給料と期末手当の改定を図るというものです。
2つ目は町長等の期末手当についてでした。選挙時には現下の財政状況を勘案し30%削減の公約を掲げていましたが、今回12月分の期末手当も従来同様、町長で10%の削減に留まりました。
更に開成町グリーンリサイクルセンターの指定管理者変更に関する内容が2議案出され、現在の指定管理者は平成27年3月31日で契約を終了し、4月より新たな指定管理者に変更になります。
その他、子ども・子育て支援法に関するもの1議案と児童福祉法に関する2議案でした。
・条例以外では、平成26年度補正予算の提案が5議案ありました。
【12月会議】
・9人の議員の方々の一般質問がありました。
〖一般質問の内容〗
提出順 | 議席番号氏名 | 質問事項 |
1 | 1番 菊川敬人 | 1. 弱者への対応を明確に 2. 変容する介護保険制度の理念と影響を問う |
2 | 8番 山田貴弘 | 1. 予算編成に向けた事業の位置づけと考え方について |
3 | 3番 吉田敏郎 | 1. 買物弱者・高齢者の交通手段等に対しての町行政の対策は |
4 | 2番 高橋久志 | 1. 葬祭費・火葬料への支援策は2. 住んで良かったと言える町の対応策を |
5 | 4番下山千津子 | 1. 今こそ北部地域の諸課題を官民の英知で解決すべき時と思うがどうか |
6 | 9番佐々木 昇 | 1. 開成町町制施行60周年記念事業に向けて |
7 | 7番 茅沼隆文 | 1. 家庭系燃えるごみの減量についてその具体策と減量強化月間の制定を求める |
8 | 5番前田せつよ | 1. 防災減災対策のために「路面下の空洞調査」を早急に2. 公共施設内トイレにおける節水と設備改善を |
9 | 10番小林秀樹 | 1. まちづくりの課題を問う |
上記質問の中で3人の議員が小児医療費助成制度を取り上げ、町は「小学校6年まで拡充する」「3歳以上は所得制限を行う」「中学までの拡大は考えていない」との答弁を行いました。これまで複数議員の拡充要望に対し「開成町は人口が増えている。減っている地域は減らないために拡充している。」との理由で拡充は考えていない旨の答弁でしたが、今回の実施理由は『南部地区で税金の増収が見込まれ、財政的な裏付けができた。』との事でした。
また、生活に直結する内容では、①来年度に町内を巡回するマイクロバスを試験的に運行する②ゴミの減量化対策として生ごみ処理器を300世帯に配布しモニター調査を実施する③節水対策で役場庁舎内の女子トイレに擬音装置を試験的に取り付け、手洗い蛇口を順次自動センサー付に変更する④公共施設トイレの洋式化を進めるなどの答弁がありました。
※今回の議会において、私が従来から掲げている主要な政策の一部が平成27年度予算に計上される見通しとなりました。
従って私は今後、行財政改革と現状不十分な国・県とのパイプを生かした財源の確保を図り、更に一歩進んだ町民サービスへのチャンスと捉え活動を進めて行きます。