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最低賃金 <9月28日>

2016.09.28

 最低賃金とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低額を定め、地域や産業によって金額に違いがあります。

 使用者は、その最低賃金額以上の賃金を労働者に支払わなければなりません。

 平成28年度は10月1日からこの最低賃金が変更になりますが、高いところでは東京都や神奈川県が930円(1時間)を超えているのに対し、低いところでは東北地方や九州・四国などは710円台のところもあり、かなり差があるのが現実です。

 最低賃金に近い水準で働く人は300万人から500万人といわれているようです。

 最低賃金が上がれば働く人全体の収入が増えることになり、その分が消費に回り経済に好影響を及ぼすことが期待できますが、反面企業側にとっては人件費の負担が増加し経営を厳しくすることから、雇用問題の発生が懸念されます。

 今回の改定が、景気に良い影響を与え、労働者も使用者も双方にとってハッピーな結果になることを期待したいと思います。

 ちなみに神奈川県の最低賃金は、現在の時間当たり905円から10月1日より930円になります。