ブログBlog

New Entry

Category

水泳授業、外部プールで <6月27日>

2019.06.27

 『水泳授業、外部プールで 新築や改修より低コスト 茨城県内小中学校切り替え進む』というタイトルの記事が27日茨城新聞から配信されました。

 記事は『夏は学校プールで水泳の授業-。こんな光景が変わりつつある。茨城県内の公立小中学校で、自校のプールを使わず外部の施設を利用する動きが広がっている。

 自校プールの老朽化が進み、新築や改修に多額の費用を投じて維持するより安く済む事情がある。

 ただ、県境を越えて泳ぎに行ったり、施設に空きがなくなり自治体同士で取り合いになったりする例も出ている。「先んじて対策しないと後が苦しくなる」と教育当局の悩みは尽きない。』という書き出しでした。

 そして記事は、自校プールを使うより外部の施設をつかった場合の方がコストが大幅に低減することや、自校プールが老朽化しても厳しい財政の中で造ることが出来ない事情を記しています。

 記事の最後は『小中学校では学習指導要領で必修と定めている。

 1955年に起きた旧国鉄連絡船「紫雲丸」の衝突沈没事故で、修学旅行中だった児童生徒ら168人が死亡したことを教訓に、国策的に推進された経緯がある。

 プールの設置に関しては、義務ではなく、設置者の市町村の裁量が大きい。』と水泳授業の必要性を記して結んでいました。

 開成町でも、開成小学校の生徒が使用していたプールを新庁舎建設に伴い解体したために、南足柄市のプールを使用して授業を行っており、この記事と同じように「水泳授業外部プールで」ということになります。

 コスト的にも茨城県の学校と同様にメリットがあるようですが、「茨城県内小中学校切り替え進む」という記事から推測できるように、どこの学校も同じように外部プール使用が進められているようです。

 開成町は開成小学校だけが外部プールを使用していて、学校間に格差があるのは現実です。

 コストを含めてどちらが良いのかというのは、賛否両論あるのかもしれませんが、学校間の格差をなくす努力は行政の大事な仕事であり、このまま放置しておくわけにはいかないと考えます。