ブログBlog

New Entry

Category

生きた震災の教訓 <6月19日>

2019.06.19

 『生きた震災の教訓「安全が先」「落ち着いて行動できた」新潟震度6強』産経新聞が19日配信した記事のタイトルです。

 18日夜、山形県沖を震源とする新潟で震度6強の地震が発生して以降、テレビはどのチャンネルもそのニュース一色になりました。

 記事は『山形県沖を震源とする地震では、過去の震災の教訓を生かす動きも随所にみられた。停電などで情報入手もままならず、余震の不安も続く中でも、住民らは慎重に行動。身の危険や混乱を回避していた状況も浮かんでいる』と始まっていました。

 そして記事は、日本海沿いを走るJR羽越線の車掌のとった対応や、避難者の素早くも落ち着いた対応などを紹介し、過去の教訓を生かした状況を伝えていました。

 自然災害や事故、事件様々な危険がいつどこで起こるかもしれない現代社会の中で、過去の教訓を生かした対応ができるというのは大変素晴らしいことだと思います。

 自治体が主催する防災訓練で、毎年同じことを繰り返し訓練し、いざという時に体が自然に動くようにしておくことも重要だと思いますが、全国各地で発生している様々な災害や事件事故を対岸の火事で終わらせることなく、いつわが身に降りかかってくるかもしれない危険への教訓にできたら、今回の地震のように落ち着いた行動がとれるのではないでしょうか。

 毎日を平穏に過ごしていると、ややもすると危機管理意識が薄れてしまうのが人間だと思います。

 どこかで発生した非常事態を明日は我が身と考えて、教訓にできるよう努めることも、減災の大きな糧になると考えます。