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緊急放流で怒りかった <7月14日>

2019.07.14

 『【愛媛から伝えたい】「殺人だ」緊急放流で怒りかった野村ダム 命守る全国初の「愛媛モデル」』11日南海放送が配信した記事のタイトルです。

 記事は『西日本豪雨によるダムの緊急放流で肱川が氾濫し、5人が犠牲となった愛媛県西予市では、「ダムに殺された」との住民からの批判の声を受け、野村ダムの放流について全国初となる取り組みを始めました。

 その一つ、「緊急放流」の通知について“3時間前に知らせるルール「愛媛モデル」は全国の他のダムにも広がり始めています。

 「同じ規模の豪雨があっても犠牲者を1人も出さない」。尊い命を守るために新たに踏み出した防災対策は今年の梅雨でどのように役立っているのか、 “死角”は無いのか、地元メディアの南海放送が伝えます。』と記されていました。

 西日本豪雨から1年経った今、被災した様々な地域から苦い経験をもとに、再発防止の対策が発信されています。

 被災地のこうした動きは、これまでには想像もつかなかったレベルの対策も含まれ、同じ代償を二度と払いたくないという強い想いを感じます。

 西日本豪雨の被災地にとって、あの豪雨はまるで想像を超えた規模の現象であり、住民も行政も本来とるべき行動につながらなかったことが被害を大きくした原因でもあったのではないでしょうか。

 従って、今回の記事のように、各被災地から発信される防災・減災、備えの取り組みは確実に見習う必要があると考えます。

 豪雨による水害が最も災害の高いリスクと町長が発言する開成町。

 しかし備えに関しての町長の発言は「開成町が、万が一、酒匂川が氾濫して水が入ってきた場合、今回神奈川県が酒匂川や要定川のほか、浸水の想定が出ましたけれども、開成町にもし溢れて水が来たとしても傾斜があり小田原まで流れていくので、1日2日たまるという想定ではない」というようなものした。

 町のトップが「傾斜があり水は小田原に流れていく」との県と同レベルの考えで、町独自の備えを考えていないのならば、もし開成町が西日本豪雨を超える規模の豪雨に襲われた場合、大きな被害が出てしまうのではないかと心配になります。皆さんはどのように思われますか。