ブログBlog

New Entry

Category

「異次元」の本気度を問う <1月30日>

2023.01.30

 30日、神奈川新聞社説のタイトルは、 『「異次元」の本気度を問う』 でした。

 記事は、 『出生数の80万人割れが現実味を帯び、政府は 「異次元の少子化対策」 という看板を掲げた。

 岸田文雄首相は23日の施政方針演説で、 「子どもファーストの経済社会をつくり上げ、出生率を反転させなければならない」 と述べた』 と始まっていました。

 そして結びは、 『施政方針で首相は出生率反転への決意を示したものの、肝心な財源には具体的に触れなかった。

 この30年の少子化対策は全く効果がなかったことを思い起こしたい。 「最も有効な未来への投資」 という言葉の本気度が問われている。』 でした。

 これまでも子育て支援として、様々な経済対策はされてきたものの、少子化に歯止めがかからなかったことは現実だと思います。

 子育てに関する経済的な支援も必要なことは間違いないと思いますが、生まれてくる子どもの数が減少するのは果たしてお金だけの問題なのでしょうか。

 子どもができると遠くの病院まで定期的に通院しなければならないという不便や、しばらく仕事を離れ周りに迷惑をかけるなどの職場環境、等々経済的支援だけでは解決できない様々な問題も考えられます。

 記事では、 『原因を掘り下げ、現状を直視してこそ 「異次元」 の対策になるはずだ』 と記されており、今度こそ実効性のある施策を展開してほしいと思います。