地球温暖化に関して、日本全国をまわって講演をしているドイツ在住の環境活動家谷口たかひささんの話を何回かに分けて掲載します。

　先ずは地球温暖化による気候変動でどのような問題が発生するか、ご存知の方も多いと思いますが、講演の中で挙げられた５つを紹介します。

　一つは「干ばつ」で、乾燥が進み食物が出来なくなる。二つ目は「生態系の変化」でバッタが異常発生し、ケニヤでは東京ドーム５万個分の食物が荒らされ、パキスタンでは２３００個分、これがアフリカ諸国だけでなく近隣の国々にまで及んでいるとのことでした。

　三つ目は「火災」でオーストラリアでは森林火災が全土に亘り、家屋だけでなく多くの人命が失われているそうです。おなじみのコアラが抱きかかえているユーカリの木は４０度を超えると自然に発火することもあるようです。

　四つ目は「台風・豪雨・洪水」です。これは日本でも直面している身近な災害です。最後は「氷」です。世界中の気温が上昇し、熱波で多くの人命が失われているとのことですが、南極でも気温が２０度になり２５％の雪が解け出しているとのことです。

　地球温暖化により世界各国で大変な死活問題が起こっています。

　対策活動について世界的に著名な新聞社などの報道機関は２０２０年、今年がカギだと報じているようです。

　それはなぜか、講演の内容は今後も掲載していきます。