<台風11号により増水した酒匂川7月17日撮影>
鬼怒川の氾濫に関し、上流の日光市で48時間に600mmを超える雨量を記録したなど、周辺地域の豪雨の状況が気象庁から発表されています。
開成町に沿って流れる酒匂川も、上流や周辺で同様の豪雨にみまわれた場合、上流に位置する山北町や開成町の堤防はどうなるのか?多くの住民の方が頭に浮かべたことだと思います。
情報処理機能が進んでいる現在、同様の豪雨に対するシミュレーションは容易なことです。
行政はおそらくシミュレーションをし、対策の参考にしていることと思いますが、つかんだ情報はできるだけ早く住民に公開し、情報を共有するべきだと考えます。
これまで酒匂川の氾濫は、丹沢ダムの崩壊に伴う水害を想定した論議や検討はされて来ましたが、鬼怒川の堤防を決壊させた過去にはなかったような豪雨が起こった今、ダムの崩壊ではなく、同様の豪雨で、酒匂川の堤防は決壊するのか、しないのかは、周辺の住民にとって、大きな関心事です。
シミュレーションの結果、決壊することが無いのであれば、大騒ぎして対策を取ることはないと思いますが、もし決壊の恐れがあるのであれば、地域ごとにどの程度の水位になるのか、避難はどこにするのか等をできるだけ早く住民に開示し、避難時に必要なものの準備や、心構えを持つことが減災につながる大きな要因だと考えます。
今回の鬼怒川の氾濫に関し、被害の大きかった常総市は、一部の地域への避難指示が堤防決壊後に行われたという報道もあり、このような反省も踏まえて、今回の大災害を教訓にし、自分の地域の防災や減災に繋げることが重要です。
そのためには、早期の情報開示が必要です。私が防災対策の責任者であれば、本格的台風シーズンを迎えた今、すぐにでも町民の皆さんに状況を説明し、万全の備えに向けた行動を起こします。
特に今回は住民の生命にかかわることです。情報開示の決定権を持つ町の責任者の、変える勇気に期待します。