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45年前の2.2倍 <6月3日>

2023.06.3

 大型台風2号や梅雨前線の影響により各地で激しい雨が降り、朝日新聞デジタルは3日、 『総務省消防庁によると3日午前10時時点で、神奈川県や沖縄県などで30人が重軽傷を負い、愛知県や奈良県などで178棟の住家被害があった。』 という記事を掲載しました。

 また、毎日新聞は 『土砂災害や集中豪雨の主な要因となる「線状降水帯」。近年、見聞きするようになった言葉だが、気象庁気象研究所の研究によれば、線状降水帯がもたらしたとみられる集中豪雨の発生頻度は45年間で2.2倍に増えているという。』 と伝えています。

 記事は専門家の意見として、 『発生頻度が増えている原因は、地球温暖化による日本近海の海面温度上昇で大気中の水蒸気量が増大していることと説明。

 「従来は水蒸気が流れやすい太平洋沿岸などに発生地域は偏っていたが、近年は東北や北海道でも集中豪雨が発生している。

 温暖化が進むことで、全国どこでも発生する可能性が高まっている。これまで豪雨による災害が少なかった地域でも警戒が必要だ」と指摘する。』 と記されていました。

 今後の梅雨前線の動きや、本格的な台風シーズンが来た時の大雨が心配になります。

 ハザードマップの情報をしっかり確認し、大雨で考えられる災害に備え、自分の命を守る行動を常に頭に入れておくことが重要だと思います。