『河野太郎行政改革担当相は８日、原発政策を巡り「安全が確認された原発を再稼働していくのはある程度必要だ」と述べた。持論とする脱原発に関し「いずれ原子力はなくなる」とした。内閣府で記者団の質問に答えた。』８日夕方共同通信が配信した記事です。

　自民党総裁選の出馬が確実視され、党内の情勢や世論調査などでは総裁に最も近い存在のように報道されている政治家の話であり現実味があります。

　東日本大震災以降原発廃止や再稼働に対する慎重論が高まる中で、次期総理大臣の可能性が高い河野氏の発言は今後議論が巻き起こるのではないでしょうか。

　地球温暖化防止のための温室効果ガス削減の動きが強まる中、化石燃料による発電が縮小、廃止に向かうとなれば１００％再生可能エネルギーに移行できるまでの間、原発に頼らざるを得ないのも現状です。

　太陽光や風力、水力など再生可能エネルギーの普及が進むまでの間、原発を再稼働させるか、温室効果ガスの排出を容認するのか難しい選択になると考えます。

　地球温暖化防止推進員でしかも生活圏内に原子力発電所のない私は、「安全が確認された」という前提で河野大臣に近い考えですが、皆さんは電力確保の手段についてどのようにお考えでしょうか。